「くもりときどきミートボール(2009)」原題は”Cloudy with a Chance of Meatballs”。アメリカで1978年に出版されミリオンセラーとなっている人気絵本を原作にしたアニメーション作品。世界中で愛される美しいＣＧ３Ｄアニメーションとユーモラスなストーリーで夢のあるキッズ作品です。家族で子供と見る映画としておすすめのファンタジー映画。
日本語タイトルの「くもりときどきミートボール」は矢玉四郎原作の児童文学作品「はれときどきぶた(1980)」を意識していると思われます。日本人に馴染みの深い「はれときどきぶた」は小学3年生の畠山則安（はたけやまのりやす）少年がつけたデタラメな未来日記が現実になってしまうという日本の人気シリーズ。タイトルこそ似ていいますが本作とは関連がありません。空から何かが降ってきて騒動の種となるという点は共通です。
子供と笑ってドキドキできるアニメーション映画
「くもりときどきミートボール」では、偉大な発明家にあこがれる少年フリント・ロックウッドが奇妙な発明をくり返しながら成長して行く。発明品のアイデアは優れているものの欠陥作品だらけで街の住民に迷惑がられてしまう。
「世界中がサーディン（イワシ）の不味さに気づいてしまった」
彼の住む大西洋の小さな港町はイワシの缶詰の名産地だった。ある日、缶詰会社が倒産してしまう。世界中がイワシのマズさに気がついてしまったからだ。大量に売れ残ったイワシ缶の処分のために住民はイワシの缶詰ばかりを食べる日々を余儀なくされていた。
「水を食べ物に変えてみせる」
朝から晩までイワシ料理ばかりの生活。発明家のフリントは町の人々に美味しいものをたくさん食べて欲しいという思いから「水を食品に変えるマシン」を開発するが…。
マシンは雲を吸い取り、街に大量のチーズバーガーを降らせる。たちまちフリントは町の人気者になるが、マシンは次第にコントロールを失い巨大化した食べ物が街を埋め尽くしていく…。
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